実践がすべて
本を読んだことや、人から聞いたことは、実践して初めて自分の知識となります。いい事を聞くとそれで心地よくなってしまい満足することありませんか。なるほどなと、できた気持ちになってしまいます。これだと現実は何も変わっていません。実践してこそ、現実が変わっていくのです。
就職活動でよくあるは、模擬面接が非常にうまくなるパターンです。模擬面接ですから、ある意味では実践をしているのですが、面接というリアルの場でその経験を活用する事が重要になります。練習はどうしても練習の範囲になりますし、テクニックだけでは乗り越えられないものもあります。実際の場面で実践してみて気づくこと、学ぶことはたくさんあります。
逆に何も知識を得ることなく、実践だけしていくこともスピードが遅くなってしまいます。先人の知恵、過去のノウハウはたくさんの失敗と成功の中からの生み出されています。他者の体験から得られることは活用する必要があります。実践して、経験して壁にぶつかる。そうすると、先人がどうやってその壁を乗り越えてきたのかを学ぶことで、ヒントを得ることができます。これが、実践がないまま本を読んだりしてもさっぱりわからないものです。しかし、自分自身も悩み、考えていると知識というものがつながってきます。論語や孫子の兵法といった長く読み続けられている書物も、経験がないとただの文字列にしか見えません。これが仕事で悩み、壁にぶつかっていると様々なヒントをもらうことができるようになります。実践した人にしかわからないこともあるのです。
学び続けることはどれだけ経験があっても必要です。社会人になってから大学院にいって、もう一度学ぶ人がたくさんいることからもその必要性は明らかです。どんどん時代と技術は変化していきます。しかし、考え方については普遍的な原理原則があります。学ぶことは実践することと両輪であるということを忘れず、行動できる人でありたいです。