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2021/10/07

高い目標を立てる意味
筆者:石黒太一
 

なかなか結果がでない時、あなたは何をしますか。現状を打開するためにあれこれやってみるけど、ぐるぐると迷走してしまい、今を抜け出すきっかけもつかめないということがあります。本を読んだり、セミナーに参加してみたり、お金や時間を投資してみることもできますが、1円もかけずにできることがあります。それは、「高い目標を立てる」ということです。現状からの110%目標と200%目標では次元が違います。時給1,000円だったものを1,100円にしたいと思うのか、時給2,000円にしたいと思うのかでは明らかに違います。倍の時給にするのであれば、今の仕事のやり方、今のポジションでは限界もあります。もちろん不可能ではないかもしれませんが、半年に1回の昇給だとしたら、相当な時間が必要になります。高い目標を立てるということは、ビジョンを描くことです。そして、そのビジョンを描くことによって、今までとは全く違うやり方を考えるようになります。これが高い目標を立てる理由です。
 
高い目標を立てて、今までと同じやり方をやっていても、その目標は絵に描いた餅になります。この時「目標は達成しなくていいもの」と感じてしまいます。高い目標を持つことで意識高くいるということが大切なわけではありません。目標とは達成するためにあるものです。高い目標を立てたら、その達成のためのアクションプランを考え直すことがセットにあります。化粧品検定1級を取得するという目標を立てた時、正直ハードルの高い目標でした。いつか取れたらいいよね、とか、合格したらラッキーだなぐらいで思っていたら合格はできません。合格者の体験談を聞き、問題集を徹底して解き、関連動画も繰り返し見るなど合格するための行動計画を立ててることで、無事に合格することができました。2級ぐらいから少しつづやっていこうか、という目標ではうまくいかなかったと感じています。高い目標があるからこそ、行動が変わっていきます。
 
結果を変えるためには行動を変える、行動を変えるためには考え方を変える。考え方を変える上で、「今の延長線ではない目標」を描くことが重要になります。人類が月に行くことも、民間人が宇宙旅行にいくことも、多くの人に無理だと言われたはずです。無理だという人は今を起点に将来を見ているから無理だと発言をします。逆に言えば、無理だ、絶対に失敗すると言われるぐらいの目標が丁度いいのです。批判されることに強くなるということではなく、それぐらいの目標なら行けるよね、と思われる場合は、まだ殻を突き破っていないということです。ただ夢を描くことや無謀な目標を立てればいいというわけでもありません。その目標や理想の状態が達成したときに自分がワクワクしたり、興奮するような感情を持てるかどうかです。感情が乗らない目標は行動しようとは思いません。営業職の人が目標数字をノルマと考えるのか、達成したい数字と考えるかでは結果も大きく違います。今の時代、ノルマという言葉をあまり聞きませんが、人によってはそうとらえることもあります。これは、目標と自分がつながっていないからです。達成したときにどう感じるのかという感情や、何を自分自身が得られるのかという腹落ちがないものは、湧き出る意欲とつながってきません。もし期待成果として高い目標があったとしても、達成したときの感情をイメージして、自分の目標にすることです。
 
高い目標を立てることを恐れないでください。そして、高い目標は達成できます。今のやり方を変えることで、結果が変わります。今のやり方のままでは何も変わりません。高い目標を設定しても結果が変わっていないのであれば、まずはアクションプランを具体的に見直しをしましょう。
 

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