嫌な自分も強みの現れ
もし、自分の強みをもう一つ増やすことができるとしたら気になりませんか。あなたが自分のこういうところを直したいと思っていたとしたら、その裏返しが強みに変わります。あなたの強みだからこそ、必要以上に行動に現れているのです。少しだけ客観的に自分をみつめ、その強みをポジティブに伸ばしてみませんか。
人の面倒をみることが好きな人にとって、他人を心配したり、世話を焼くことが当たり前だったりします。それが、ときにお節介になってしまったり、相手が望む以上に関与してしまうことになって、「これはいけないな」と反省することもあります。お節介である自分を責めることもあるかもしれません。しかし、客観的に見たら、他人を大切することができ、相手のことを考えることができるという強みに感じます。自分自身ではなかなかその両面を気づくことができません。誰かに教えてもらったり、意図的に振り返る必要があります。でも、1つ簡単な方法があります。自分の行動を紙に書いてみることです。頭の中で考えていると自分を客観視することができません。しかし、一度紙に書くことで、自分のことなのに、客観的にとらえることができるようになるのです。
強みも弱みも表裏一体だと考えています。何かしら強く現れるということは、自分自身の個性です。ネガティブに感じる自分の側面も反対側から見れば、ポジティブになります。カッターナイフは使い方を間違えると、怪我をしてしまいますが、刃が鋭いからこそ、紙を切ることができます。同じように、自分の個性をどう使うかによって、自分の魅力が変わってくるのです。隠していても誰も気づいてはくれません。時々、自分の個性の使い方がわからなくなって、弱みになってしまうこともあります。そうならないためにも自分を振り返ったり、日々の出来事を記録する習慣も大切な行動です。
自分のここが嫌だなと思っていたら、無理矢理でもポジティブに捉えてみるのはどうでしょうか。わがままになってしまってはいけませんが、ありのままの自分を受け入れることも、大切なことです。受け入れることによって1つ自分の強みが増えることもあります。他人に口うるさくしてしまうのも、面倒見が良いという強みから現れているのかもしれません。自分も他人も認め、受け入れてみること、少しだけ見る角度を変えてみること。とらえ方次第で、今日からの自分も変えることができます。