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2021/10/24

自分にタグつける
筆者:石黒太一
 

「自分の写真にあなたを表すハッシュタグをつけて下さい」と言われたどのような言葉を選びますか。#就活生ですか?#社会人ですか?それとも、#将来のスーパースターですか?あなたのことを表す言葉になんら制限はありません。あくまでも自分がどう思っているのか、自分をどのようにとらえているかだけなのです。しかし、なかなか選ぶことができない場合もあります。「本当はこうやって思っているけど、そんなこと言ったら周囲に変に思われないだろうか」「こんなことを書いたら恥ずかしい」など考えすぎてしまいます。ぜひ自分のセルフイメージを大切にしてみませんか。
 
セルフイメージですから、今実現してなくてもいいし、人からどう思われるかは気にする必要はありません。例えば、自分を「新人」と思っていたとします。新年度に若葉マークをつけて接客をしている人も見かけますが、新人と宣言することで相手も新人だと思って接します。新人だからできない、新人だからミスもしますでは言い訳を言って仕事をしているように見えてしまいます。本人もまだ自分は新人だから、ミスしても許されると思ってしまうかもしれません。しかし、たとえ新人だったとしても、「プロ」であると考えて行動をしていたとしたら同じような仕事の姿勢になっていくでしょうか。プロであるからには、プロとしての仕事をしようと考えるようになります。自分が思っているような自分になっていくのです。
 
大学受験の対策本に次のような文章がありました。「自分が合格発表の当日に、掲示板の前で胴上げされている姿をイメージし続けなさい。」すでに自分は合格することが当たり前に思えていることで、勉強の質や努力の方法が変わってきます。同じように、自分がこうありたいというものを常に自分に言い聞かせることで、現実化します。プロであると強く思い込めば、プロとしての仕事をします。理想と違う現実が起きれば、どうにかして理想に近づけようと自ら行動をします。セルフイメージを持つことは、良い思い込みをすることでもあります。良い思い込みは自分を変化させていきます。
 
自分にどのようなタグをつけますか。自分の制限を外して、自由に考えてみて下さい。セルフイメージで自分をどんな人にでも変えることができます。

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