MIRAI-ZINE

menu

2021/10/29

優先順位の高いことをやる
筆者:石黒太一
 

やらなければいけないことは、常にあります。ToDoリストに書き出してみるとどんどんでてきます。目標を持って行動していれば、ToDoがでてくることは当たり前のことです。その中でも何を優先するのかがとても重要です。優先順位の付け方によって同じ時間を使っても結果が変わってきます。ただ目の前のことをこなしていくのか、優先順位の高いものから取り組むのか。時間を主体的に使うことが大きな差になります。

優先順位の付け方は、緊急性と重要性で4つに分けて考えることがとてもわかりやすいですし、多くの場面で活用されています。自分で書き出したToDoリストをながめなら区分けしていきます。緊急でかつ重要、緊急ではないが重要、緊急だが重要ではない、緊急でも重要でもないの4つです。「緊急だが重要ではない」ことでリストが埋まっていたら要注意です。もしかしたら、時間の使い方が受動的になっているかもしれません。例えば、スマホに表示されるSNSの通知が気になって、そればかりに時間を取られていたら、どんどん時間は溶けていきます。SNSを使って仕事をしている場合は別ですが、自分にとって重要かどうかは冷静に判断する必要があります。一番時間を取りにくいのが「緊急ではないが重要」なことです。しかし、この時間を確保することで、結果が大きく変わってきます。仕事での成果を出すためにスキルを身につけるということも、意図的に時間を取らないと後回しになってしまうことがあります。緊急ではないが、重要であることをどれだけ優先できるかが重要になります。

しかし、この優先順位は変動することがあります。さらに重要なことがでてきたときは、ためらうことなく変更することです。一度決めたことは変えてはいけないと思っていると、社会や状況の変化についていくことはできません。どんどん周りは変わっていきます。だから、優先順位の高いことはすぐにやることです。重要だからといって大切にしまっておいても、時間が経てばすでに不要になることだってあります。そんなの重要というのか、と思うかもしれませんが、後回しにないためにも優先順位が大切なのです。

緊急性の高いことだけをやっていると常に忙しいと感じます。忙しいことに満足していると何も成長しません。何かに忙殺されているだけで「振り回されている」とすら感じるかもしれません。自分で自分をコントロールするためにも、常に優先順位を考えることです。自分の理想の状態やミッションのために今、最も優先をして時間を使うことは何であるかを毎日、見直しをすることです。時には、緊急性の高いことに集中するときもあるかもしれません。それが意図的に忙しいのか、結果的に忙しいのかでも違います。時間を止めることも貯めておくこともできませんが、どう使うのかを選択することは今からできます。

TAG :

RECOMMEND