MIRAI-ZINE

menu

2021/10/30

自分を信じることから始める
筆者:石黒太一
 

自分には無限の可能性があると言われたら信じますか。小さい時は怖いもの知らずで自分の殻をどんどん破いていったのに、成長するにしたがって、制限をしてしまうことがあります。要因は人それぞれですが、今大切なことは、自分自身を認めて肯定することです。人前で話をすることが苦手という人がいます。しかし、少しだけ勇気を出して人前で話をすると、すごく魅力的に人を惹きつける話をすることだってあります。できない、苦手、自分の弱点と思っていることも自分で制限をかけていたり、自分を否定しているのかもしれません。
 
客観的に見たときに、「もっと可能性があるのに」と思うことがよくあります。自分にはできないからという思考が先に来ていると、自分で自分にブレーキを踏んでいます。就職活動でもよく見かけます。業界とか職種という枠に働く前から自分をはめてしまっていることがあります。「自分には営業はできないから」「自分はアイデアを出すことが苦手なので」など、できない自分を作ってしまっています。そもそも可能性が無限の状態でスタートラインに立っているのに、最初から限定する必要はありません。
 
なんでもできるよと言われても、逆に何ができるのかと思う気持ちもよくわかります。無限の可能性って、結局何?となります。自分ができないことをイメージするよりも、理想の状態から考えてみるのはどうでしょうか。自分の未来の姿を想像すること。すでにその状態になっていると思い込むこと。その時にあなたは何を感じますか。ワクワクしたり、体が熱くなってきたり、嬉しくて笑顔になったり、その変化に気づくことが大切です。もし、嬉しくもない、緊張もしないなど気持ちに変化がないのであれば、まだ自分のことを信じきれていないのかもしれませんね。会社の志望動機などを考えているときに、楽しかったり、期待で心躍ったり、気持ちが反応しているかどうかは大切です。感情もなくただ提出しなければいけないからと書いた文章は、読んでいる相手もワクワクはしないものです。
 
自分のことを信頼してみると、自然とできることも広がります。食べ物の好き嫌いも過去に何かを経験して嫌いになってしまっているなら、今の自分なら食べることができると信じて口にしてみて下さい。必ずではないですが、食べることができる自分を発見します。誰かに背中を押してもらうことで自分を信頼できることもあります。まずは、自分を知って、自分のことを信じてみましょう。隠し持った才能が開花していきます。
 
できていない、足りていないと思うより、自分はすでに持っていると考えてみると焦りも少なくなります。満たされていないように感じ、不安になり、自分はできていないと思い込んでいると、どんどん焦っていきます。しかし、私たちは学んだことを100%活かせているわけではないですし、忘れていることもあります。本当は知っていて、自分の中にすでにあって、ただ行動が伴っていないとすれば、まずやってみることです。自分を信じて行動すれば、できる自分に出会うことができます。

RECOMMEND