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2021/11/15

10分だけやってみる
筆者:石黒太一
 

大きな目標や必要性を感じている習慣がある時、壁が高すぎて踏みとどまってしまうことがあります。後回しにしてしまって、手がつけられないこともあります。そういうときは、まず10分だけやってみることが道を開きます。10km走り込みをしたいと思っていても、普段から走っていなければ急にはできません。体を動かす習慣付けのためのに10分だけウォーキングをすることから始めてみると、無理なくできます。慣れてこれば、走ってみたり、距離を伸ばしてみるなどすればいいのです。最初は少しだけ簡単なことで一歩踏み出しみます。
 
本を読む習慣も、毎日1冊読むことをいきなりやりだしても普段から習慣がなければ、気合いと3日坊主で終わってしまうこともあります。まず1日1ページ開いて読んでみることをすれば、本を開く習慣が付きます。読んでいけば読み始めます。読み慣れてくるとスピードも変わってきますし、本を開かないとリズムが狂うという感覚にもなってきます。
 
やらないといけないと思っていることで、先延ばしになっている事があれば、まず10分だけ時間を確保して取り組んでみることをおすすめします。特に、「緊急ではないが重要なこと」については先延ばしにしがちです。今やらなくても困らないけど、重要なことですから、どこかではやらないといけないといけません。スケジュール管理の本には、「緊急ではないが重要なこと」をまず予定に入れると書いてあります。しかし、それも気乗りしないのであれば、10分だけ「緊急ではないが重要なこと」について取り組む時間を毎日設定してみることです。予定を先に組んでおけば、時間の確保が出来ています。提出しなければいけない書類があったとして、まずその書類の内容を読んでみるということから始めます。その時間で完成させなくてもいいから、項目だけ見てみるをやってみると意外と簡単に書けてしまったということもあります。行動の一歩目を気軽にしておくことが大切です。
 
先延ばしにすればするほど、しなければいけない気持ちが残っているのはスッキリしません。スッキリしない気持ちで日々過ごしていても、今に集中できなくもなります。先延ばしになっているものがあれば、今日10分確保してまず取り組んでみることです。そこで完璧にやりきらなくても大丈夫です。何をしなければいけないかを把握するだけでも大丈夫です。そうすれば、何がボトルネックなのかもわかります。もし、10分で解決するならやりきってしまいます。頭の中の心残りがなくなれば、前進する活力が湧いてきます。

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