目標を達成する人の手帳に書いてあること
手帳を達成したい目標から逆算して使っているでしょうか。新人の時、手帳を見ても研修の予定しかないということがあります。先輩の手帳にはスケジュールがびっしり入っていて、いつかこうなりたいと思ったものです。スケジュールの入れ方には2つのパターンがあります。一つはアポイントやミーティングなどが決まった時に、予定を書き入れていくものです。空いているところが徐々に埋まっていく書き方です。もう一つは、計画としてスケジュールを入れていくものです。達成したい目標があって、その目標に対しての行動や予定を日々のスケジュールに落とし込んで計画を立てます。前者は他人の影響を受けることがありますが、後者は自分で計画を作っていきます。計画通りにいかないこともありますが、それはどんなことも同じですから、あまりに気する必要はありません。大切なことは、自分で目標に対する計画を立てることです。
日々の計画が立たないということは、そもそも目標が明確ではないということです。目標はほっといても達成できるものではありません。努力をするし、行動をする必要があります。日々の達成の積み重ねが大きな達成になります。予定がないというのは、計画に対する行動の予定がないということです。大きな目標は1日では達成できません。小さな目標に細分化して、ひとつひとつを達成していくことで、最終的には大きな目標を達成することができます。会社や組織には目標があって、そのために部署や役割が分かれ、それぞれにも目標があります。同じように、自分の目標も分解して、日々の目標にしていきます。
計画の管理におすすめは手書きの手帳、スケジュール帳です。スマホやオンラインのスケジュール管理ツールがあるのに、今さらなんで手書きなんだと思うかもしれません。デジタルの方が予定の変化が簡単だったり、自動でルーチンのスケジュールを入れたり、検索するなど便利なこともあります。しかし、電源を気にする必要もありませんし、起動時間を待たなくても手帳をあればすぐに見ることができます。また、手で書いたものとタイピングしたものでは記憶への残り方が違います。手で書くことでより目標や行動を意識することができるようになるのです。
まずは目標を立ててみる。それを月や、週単位に分解してみる。さらに日別に分けてみて、その計画を手帳に書いていきます。いつまでに、何が、どれぐらい、できていないといけないかで目標を考えます。そのために、時間を確保しておく必要があったり、時間のかかるものは優先順位をつけて取り組む必要があります。大学受験で受かるためには、勉強が必要です。いつが試験日で、それまでに学力をどの程度つけておく必要があるのかを計画します。実力を知るためには模試を受けますが、どの時期に何を受けるのかもあらかじめスケジュールを立てます。これと全く同じです。受験や就活、資格試験の時は計画を立てるのに、日々の生活ではなぜか日々の計画が甘くなります。仕事をしているのなら、一人ずつミッションがあるのに、日単位まで計画が立っていないのは、達成に対する行動をしていないのと同じです。今月は何を目標としているのか、そして、今日は何を達成しないといけないのか。もう一度自分の目標と行動を見直してみませんか。