「やらされ仕事」と聞くと、仕方なくやる仕事を思い浮かべます。私たちが生きてる時間には限りがあります。それを命の時間と表現されることもあります。自分の命の時間を使って仕事するのですから、無駄な時間にはしたくはありません。しかし、仕事の中には「しなければいけないこと」もあります。これを嫌々やるのか、自分事にしてやるのかでは命の燃え方も変わってきます。やるなら楽しくやりたい、自分の人生を輝くものにしたいと思いませんか。

 

お金のために仕事をする、生活のために仕事をするというのが、実際は多数を占めていると思います。大切なことですし、それが基盤ですよね。だとしたら、自分事で考えることで、さらに高い結果を得られるようになります。例えば、仕事の目標を「達成しなければいけないもの」として考えると、なんとか締めまでに達成することで精一杯になります。しかし、「達成したいもの」になった瞬間、自分で考え行動して、ワクワクしながら仕事ができます。結果的に達成しますし、達成できることが当たり前と思えるようにならば、100%以上の結果につながっていきます。

 

自分事にできる人もいれば、ずっと他人事になってる人もいます。自分事にできる人は目の前の仕事と自分の将来や夢をつなげて考えることができます。同じことでもどのような意味付けをするかで、行動は変わってきます。目標数字が言われた数字なのか、目標数字を達成すると自分の将来が輝かしいものになるかでは、目標の捉え方が大きく変わります。資格試験や勉強も同じです。会社で取得しなさいと言われた資格は、仕方なく勉強します。しかし、同じ資格を自分のために、自分のキャリアアップのためにと考え、勉強している人もいます。取得に向けた熱量は圧倒的に違います。

 

目標には必ず意味があります。それを自分の中でどのように捉えるのか、意味付けするのかで命の炎の燃え方もかわります。それでもどうしても意味付けできない時もあります。そんな時は「貢献」について考えてみる方法もあります。人のために役立つ、世の中のために役立つことは、自分の存在を意味あるものにします。どのように誰に貢献しているのか、お客様のどのようなことにお役立ちができているのかなどを考えると自然と自分事になっていくこともあります。

 

気をつけなければいけないのは、自分事だからといって自分にとってのメリットだけを考えると、大切なことを見誤ります。自分が良ければいい、自分とつながらないからやらないでは、チャンスもつかむことができません。他人事にせず、常に当事者であることが大切です。当事者になると、起きる出来事が自分事になり、自分が今何をするのかも明確になってきます。同じ時間を使うなら、命が輝く使い方をしたいですね。