心を動かす5つのポイント
誰かが指示をしなくても、自然と行動につながるために何ができるでしょうか。目標に向かって行動する時、言わないと動けない・動かないではお互いにとって、いつまでも依存的な関係になります。趣味や楽しみに対しては内側から湧き出る意欲によって、行動することができるかもしれませんが、壁を越えたり、新たなチャレンジに向かっては人の「心を動かす」ということが大切になります。
説明や説得をして行動を促すことも時には必要ですが、それだけでは限界もあります。心を動かすために次の5つのポイントがあると考えています。①感謝 ②共感 ③承認(賞賛) ④期待 ⑤任せる です。言葉だけ見れば当たり前のことに感じるかもしれませんが、人と接する上で大切なことでもあります。
①感謝
何かをしてもらったら「ありがとう」ということは、基本的なことでもあります。役割立場関係なく、まず人としての基本です。感謝を伝え合う事ができる関係であることは、何をするにしても必要なことです。
②共感
相手に同情したり、ただ自分主張を伝えても、行動したいとは思えません。お互いが大切にしていることをベースに会話をすることがつながりになります。人と人という原点での関係性を作ることです。
③承認(賞賛)
相手を認めること、褒めること。褒められたくて何かをするわけではありませんが、認められることによって、自分がやっていることの肯定にもなります。
④期待
期待される事によって、自分事になります。何を期待しているのかを明確に伝えることで、思いもよらないアイデアや実行力が発揮されます。
⑤任せる
期待をして、やり方を任せてみる。この仕事はあなたの好きなようにやってみなさいと、オーナーシップを渡すことによって、必然的に結果に責任を持つようになります。
少し曲がった考え方をするのであれば、どれも時間がかかるし、手間もかかります。自分でやったほうが良いと思ってしまうことがあるかもしれません。しかし、1人でできることには限界があります。誰かとともに行動をするなら「心を動かす」ことが得意になることです。そして、同じことは自分自身に対しても同様です。自分のことを認めたり、自分に期待をすることが自分のあり方を変えてくれます。他人に対して接するように、自分に対しても接することで、内側からの力が湧いてきます。