楽観的になること
心配しすぎて行動が遅くなるなら、「なんとかなる」という気持ちを大切にすることです。心配なことを挙げていったらいくらでも出てきます。未来を予測できるならその心配もなくなるのかもしれませんが、それはなかなかできるものではありません。誰にでも心配なことはあります。だからこそあえて楽観的になることが大切なのです。
根拠のない自信を持つことも大切です。未知なこともできると信じる、やったことがないことも自分ならできると思い込む。突然自信を持つというのは、難しいことかもしれません。どうしたら自信を持てるようになるのか。それは、「積み重ねていくこと」です。例えば、日々の習慣を続けていくこともその一つです。毎日筋トレをしているとか、日記を書くことを続けているなど、努力を積み重ねていくことで、できている自分を認識することができます。また、小さな成功を積み重ねていくことも大切なことです。大きな成功ではなく、小さくても目標を立てて、達成をしていく。少しずつでいいので、達成した経験を作っていくことで自信に変わっていきます。
不安は自分の思い込みということもあります。見えないことや体験していないことは不安になります。過去を振り返って、あれは思い込みだったと確認することは簡単ですが、まだ未知なときはわからないものです。明治時代にハレー彗星が地球に近づくことで空気がなくなるという噂が広まったことがあります。情報不足などによって、多くの人が不安になったのだと思います。衝突の危険性などがより高い精度で分析できる現代では、近くを通った彗星によって、空気がなくなるという不安を持つことはあまりないと思います。当時の人たちが思った不安は思い込みであり、事実ではなかったということです。しかし、私たちが持っている不安も、もしかたら同じようなものがあるのかもしれません。
楽観的になることは、前向きな気持ちにさせてくれます。常に変化を続ける現代は不安や心配になることもたくさんあります。もちろん、そんな簡単に楽観的になれないというときがあるのも事実です。だからこそ自信を持てるような行動や日々の積み重ねがより大切になってきています。