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2022/01/14

未完成であること
筆者:石黒太一
 



この苦労はいつまで続くのだろうか。忙しい渦中においては今の忙しさが永遠に続くように感じます。しかし、仕事はどこかで完成しますし、終わりもきます。しかし、私たちの人生は常に未完成です。未完成と聞くとネガティブにも聞こえますが、成長の余地がいつまでもあるということです。

これぐらい成長したらOKかなと思っていても、まだまだ知らないことが山程あります。勉強したり経験を積むとできるようになることがどんどん広がっていきます。レイ・クロックは52歳の時に会社をつくって、マクドナルドを今のような形にして世に広めました。カーネル・サンダースは65歳でケンタッキーフライドチキンを創業しました。安藤百福は48歳でチキンラーメンを開発し、世界初のインスタントラーメンを生み出しました。もし彼が20代、30代で自分に満足し、挑戦をしなかったらこれらの商品は出てきませんでした。諦めずに成長し続けることの大切さを教えられているように感じます。

挑戦をすると挫折をすることもあります。しかし、1回や2回の挫折は筋トレのようなものかもしれません。ちょっとだけ筋肉痛はありますが、しっかり振り返りをして次に活かせば、必ず力がついています。

未完成だからこそ、まだまだできることがあります。最近、FIREという言葉が流行っています。若いうちに経済的な自立をしてアーリーリタイアをするということですが、この考えを否定するつもりありません。しかし、時間ができて自分と向きう中でやっぱりビジネスがしたいと考え活動を始める人も多くいると聞きます。人の根本的な欲求に成長や進化というものがあるのではないかと思います。

自分の想像力を楽しむことで、成長につながり、それが人生を豊かにするものです。
ウォルト・ディズニーの有名な言葉があります。

「ディズニーランドは永遠に完成しない。
この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける。」
        ウォルト・ディズニー


あれだけ人を魅了するディズニーランドも常に変わり続けていますし、時代の変化もうまく取り入れています。私たちの生き方や人生も完成がないからこそ、楽しいのです。

完成がないことでの大変さもありつつ、だからこその挑戦があります。今を当たり前にせず、常に進化成長を楽しみましょう。

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