2022/01/18
無理をしすぎて体を壊す前に、休息をとることです。当たり前のことかもしれませんが、仕事に夢中になっていたり、あまりに忙しいと自分の異変にも気づかないことがあります。
現代の価値観では休むこと=怠けているということはありえませんが、それでも意識をしないと休むということができない場合があります。休むこともスキルの一つなのです。
例えば、自分が風邪をひく前に必ず起きる症状や前兆を理解しているでしょうか。同じものを食べても何か美味しいと感じなかったり、喉の奥が乾燥気味になるとか、人それぞれ経験の中から感じているものがあると思います。
これは、仕事でもミスが起きるポイントやちょっとした異変に気づく力と全く同じです。パターンを理解しておけば、対策もできます。これから何か体の不調が起きるかもしれないと察知して、積極的に体を休めることができます。
日々忙しいと休むということがなかなかできないということもあります。その場合、多くは休めるようになったら休もうと考えています。いつか暇になったら、いつか時間ができたらとやりたいことを先送りする癖があると、本当に大切なものに時間を取ることができなくなっています。
まず、時間を確保してしまうことです。重要な時間をあらかじめ予定に入れてしまうこと。結婚することが決まって、いつか暇になったら結婚式をしようと言っていたら、いつまでも実現しないかもしれません。半年後や1年後など式場の空きを確認して、まずその日を決めてしまいます。そこから逆算したり、段取りを組んで結婚式を行います。日付が決まっていれば、そこで時間が取れるように調整をします。
予定を前倒しをしたり、計画的な時間の使い方をすることで、時間を確保するということもできます。もし体調が崩れそうな前兆が出てきて、予定がガチガチになっていたら休息を取ることもできません。常に前倒しをする習慣をつけたり、時間のやりくりができるようにコントロールできるようになることも大切です。
自分にしかでいないことを仕組みにしたり、手順を常にわかるようにしたり、何かあった時に人に任せることができることも普段から心がけておくことが必要です。
休むということは、自分の時間を確保することでもあり、自分にアポイントを入れるようなものです。誰かと約束すれば、その時間を確保できるように準備しますが、自分との約束は後回しにしがちです。
休むことの目的を明確にしておくことも大切なことです。働き方改革で有給休暇を取得しないといけないから休むというのではなく、意味を持って時間を使うことです。時間は有限です。より人生を豊かにするためにどのような時間の使い方をするかをじっくり考えて、「休む」スキルを磨きましょう。