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2022/01/29

本当に意味があること
筆者:石黒太一
 

時間がない、忙しい、余裕が欲しい。多くの方が少なからず思っているのではないかと思います。
 
やることは日々たくさんあります。朝起きてから外出するまでの間に完了させなければいけないタスクだけでも、山ほどあります。仕事でも日々終わりきらない業務があります。
 
これを単に時短テクニックで乗り越えましょうでは、根本解決にはなりません。根本的に無駄な作業や無駄な時間を減らす必要が重要です。
 
カレーを作る手順を思い出してください。まず最初に一番時間がかかるごはんを炊きます。それから野菜を切って、肉と共に炒め、水を入れて煮ます。最後にルーを入れて仕上げていきます。もし、カレーを仕上げてからごはんを炊きはじめたら、食べるまで炊ける時間がプラスで必要になります。
 
普段の生活や仕事で同じことがないかと考えてみることです。順番を逆にしたら無駄な待ち時間を削減できないか、無駄な手順を減らせないか。
 
もしかしたら大きな時間の効率化はすでに取り組んでいることもあります。しかし、1秒とか極僅かな無駄を見逃していることはまだあるかもしれません。
 
たかが1秒でも、積み重ねていけば大きな時間になります。
 
冷蔵庫の中でいつも使いきれずに捨ててしまうものがあれば、同じことです。捨ててしまえば、何も価値を生んでいません。安く買ったとしても、使わなければお金を捨てるようなものです。
 
家に使いかけのボールペンがたくさん転がっていたりしませんか。使いやすそうだからとか、急に必要で買ったりして、使わないまま放置されているものがそのままゴミになってしまうのは悲しいことですよね。100円だから、と考えていると先ほどの1秒だからと同じように積み重なっていけば安いものではなくなります。
 
 
普段から、整理整頓を意図的に行うことです。ものを探す時間が省けるだけではなく、不要なものにお金を使わない習慣になります。無駄になっていないかを考えるクセがつけば、どうしたらより楽にできるかを考えるようになります。
 
自分の時間は限られたリソースです。増えることはありません。せっかくなら同じ時間でより充実した人生や生き方を選択したいものです。
 
子供の時に、脱いだ靴は向きを揃えましょうと教えられましたね。今思えば、整理整頓は幼稚園・保育園、小学校で何度も言われていたことです。基本はずっと変わらないものです。難しいテクニックやスキルの前に、本当に大切な基本を徹底することが他者との違いを作り出します。

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