2022/02/02
時間をかけることと、スピードを重視することがあります。例えば、答えのないようなものはどれだけ時間をかけても答えは見つかりません。
就職活動の例で考えるなら、面接の練習はどれだけやっても、正解はありません。実際の面接を受けて、よかったこと改善できることを振り返るほうが成長します。友達と面接練習を繰り返したとしても、話したいことを話す練習にはなりますが、実践に勝るものはありません。
法人営業などでお客様に提案をする際に、ずっと腕組みして思い悩むよりも、まずいくつか仮案を作ってお客様と方向性を確認しながら作り上げていくほうが結果としてスピードが早くなります。
会議でも30分で出した結論と、5時間かけて考えた結論がそんなに変わらないということもあります。時間を区切ってまずは一旦の結論を出す。それを実践しながら修正を加えていく。この繰り返しによって精度が高まっていくのです。
実行できないことの多くは、準備段階で頓挫しています。あれもこれも思い悩んでいる間に、時が過ぎしまいます。機を逃したり、やることがいっぱいだなと思ってメタルブロックがかかってしまうことで、やってもいないことをあきらめることになります。
とりあえず行動してみる、やってみるができたらどうでしょうか。やってみれば、できたことできなかったことがわかります。できたことは伸ばせばいいし、できなかったことはその原因を見つけて改善すればいい。それぐらいの気持ちでやらないと一步の踏み出しが遅くなります。
企画を考えるときも、無限に考えることはできます。深く考え思いを巡らすことも大切ですが、先に進んでいかないとその企画は夢で終わってしまいます。同じ時間でより高い質のアウトプットを出せるようになるには、経験やスキル、能力を高めていくことです。大切なことは、スキルや経験が先ではなく、実践・行動をした上で、どのようなスキルが必要なのかを理解して身につけることです。最初から頭でっかちになっても、知識が邪魔をして行動が止まります。
理論武装しても、経験や体験がなければ評論家になってしまいます。物事はよく知ってるけど、じゃあそれ自分でやってみたことある?ということを感じる場面があるのは、経験が伴っていないからです。
私たちには限られた時間しかありません。1日24時間、1,440分というものは誰にとっても平等です。この時間をどう使うかで結果が変わります。時間があるからとだらだらするのか、時間を区切ってどんどん行動していくのか。どちらを選ぶこともできます。どちらを選択するのかで自分の未来が大きく変わっていきます。