いい人をやめてみる
時間は無限ではありません。友達からの誘いなど全てのものにyesを言っているとあっという間に時間がなくなってしまいます。時間に余裕があるときは良いかもしれませんが、忙しくて手が回らないという時は、勇気を持って断ることも大切です。
どこに時間を使うのかは主体的に考えていく必要があります。全て受け身で考えるのではなく、何を優先しなければいけないかを能動的に考えることです。
まず時間の使い方で、緊急であり重要なことは外すわけにはいきません。行きたい会社の面接があれば、優先しますし、無意識に予定を調整していると思います。もっと大切なことは緊急ではないが重要なことです。つい後回しにすることが多くなるものですが、自分の時間を投資する時間の使い方です。
勇気を持って断るときに、「緊急ではないが重要なこと」を断ってしまうことがあるので要注意です。チーム仲間とのコミュニケーションや家族との時間、自分がスキルを学ぼうとして確保していた自分との約束など、大切にしなければいけないことの優先順位を間違えてしまうと、取り返しがつかないこともあります。
自分を優先することと、時間を有効に使うことは似て非なることです。自分のことだけを先に考えていると、短期的にはいいでしょうが、長い目で見ると良い結果にはつながりません。自分だけが良ければ良いになっていると、いつか協力してくれる人がいなくなります。私たちは社会や他人との関わりの中で生きています。お互いに助け合うことで成り立っています。
必要な時だけ助けてもらうというのは、起こり得ないものです。しかし、いつも他者を優先するのかというとそれも違います。他者だけを優先していたら自己犠牲になってしまうこともあります。繰り返しになりますが、お互いに助け合うことです。
やらないことを決めたり、時間の使い方を考えるときに、人に迷惑をかけることはしてはいけません。書類の提出期限があるけど、自分にとっては優先順位が低いから期限には出さないというのはただのわがままです。その書類は必要があって期限があるわけであり、誰かがその次の工程を待っています。
いい人ほど、自分にとっては重要でもないし緊急でもないことでも時間を使ってしまうことがあります。特に買う予定もないマンションのセールスの話に付き合ってみたり、何度も聞いている友達の失恋話に付き合ってみたり。1度や2度ぐらいは良いかもしれませんが、時には勇気を持って断っていかないと時間がいくらあっても足りなくなります。
無理をしたり、自分だけで背負いこんでいるとどこかで大きなミスや事故にもつながります。時間の使い方は自分が主導権を持つことを心がけたいです。