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2022/02/20

何を得るかは自分次第
筆者:石黒太一
 

待っていても「与えられること」を自分でコントロールすることはできません。いつ雨が降るかわからない日照りの時に、あまごいの儀式をしているようなものです。あまごいをしても雨が降らないことを私たちは知っています。しかし、普段の生活や仕事の中では、誰かが何かをしてくれることを待っていることがよくあります。
 
月間の営業目標数字を達成するために、どこからか売上が湧いてくるということはありません。営業であれば、ヒアリングして提案し、見込みのあるお客様を増やしておかなければ、突然の注文は舞い込んできません。通信販売であれば、商品をECサイトにアップしたから突然売れ始めるなんてことはありません。お客様に存在を知ってもらう必要がありますし、その商品がお客様のお悩みを解決するものであるということを理解していただくことで、やっと興味を持っていただけます。売上につながるのさらにその先です。
 
与えられることは偶発的です。与えられることを待っていてもそれは不確定なことでしかありません。しかし、自ら行動することや自ら働きかけることは自分の意思によってできます。環境を変えることはできません。環境は自分が得たいことを知るきっかけでしかないのです。
 
志望している企業に入社したからといって、説明会に登場した先輩社員のように自動的になれるわけではありません。入社することは、機会が増えただけであって、その機会を自ら活かさなければ、今の自分と何も変わらないのです。期待と違った。思っていた理想とは違った。そんな理由で自分探しをしているとあっという間に時間だけが過ぎていってしまいます。冷静に周りを見渡すと、同じ環境なのに、違う結果を得てる人もいます。むしろ自分よりも困難の多い環境にいたにもかかわらず、自分よりも成長をしている人を見て、やっと気づくことなります。
 
「環境を変えようと努力するよりも、自分のあり方を変えることで結果が変わる」
 
どんな環境であっても、成長する人はします。大学もあれだけの学びの環境があっても勉強したいと思わなければ活かすことはできません。隣の芝が青く見えることがあります。私も見えたことはあります。しかし、本当に青かったことはありません。どんな環境にも一長一短があります。ネガティブな面にフォーカスしていると、せっかくのチャンスを逃していることもあります。それは、チャンスは誰かが持ってきてくれるものだと思い込んでいるからです。チャンスはいくらでも転がっています。しかし、それがチャンスだとわかる人は自ら考え行動している人だけです。
 
自分の態度、考え方、物の見方、行動は変えることができます。コントロールすることができます。自分の意思で変えることができることに意識を向けると世の中が全く違って見えてきます。
 
もっと自分から情報を取りに行ったり、もっと自分から行動してみると全てのことが機会に変わってきます。不満をもったり、不安になったりするときは、誰かが何か与えてくれることを待っている時なのかもしれません。
 
自分のあり方を変えるとどんなことだって実現できます。無理かなと思っているのは自分だけであって、自分にはできると信じきれば、結果が付いてきます。環境を変えなくても、自分が得たい未来は自分次第で手に入れることができます。
 
チャンスがいくらでもあります。
チャンスを掴むの自分次第です。
制限なんてありません。
自分のあり方は今から変えることができます。

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