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2022/02/21

なぜ失敗が大切なのか
筆者:石黒太一
 

失敗をしたいと思ったことはありますか。何をするにも結果をだそうと行動をしているのですから、失敗しようと思って失敗することはないと思います。しかし、現実は、失敗の繰り返しです。成功しているように見えることも、その裏側にはたくさんの失敗があります。

失敗することはむしろ、当たり前なのです。成功しようと思っているからこそ、失敗はします。難題にチャレンジしたり、実力以上のことに挑戦して成功はつかめるのですから、最初からうまくいかないほうが当然です。

しかし、失敗をしてそのままにしていたらただの失敗です。失敗したことを繰り返していたら何も進歩もありません。挑戦してうまくいかなかったことから何を学び、次にどう活かすかがとても大切です。その学びの蓄積が大きな成功につながっていきます。

失敗をすれば、痛みを感じたり、もう次はこんな思いをしたくないという感情が動きます。私たちは痛みを避けるように行動をしますから、失敗はとても大切な学びなのです。自転車を初めて練習した時も、スノーボードを初めて練習したときも何度も転んで、少しつづ改善を繰り返すことでできるようになっていきましたね。

失敗したら、何がうまくいかなったかをよく考えるはずです。ここが良くなかったのか、次はこうやってみようと工夫を繰り返していきます。何度もやってみては失敗し、改善するを繰り返していくと、ふとうまくいく瞬間があります。なぜうまくいったのかを振り返ってみるとコツがつかめるようになります。こうやって一つひとつ成長をしていきます。


就職活動でガクチカや自己PRで大きなこと、うまくいったことを伝えたくなります。それも大切なことですが、どんな失敗をしてきたのかを自分の体験から伝えてみると、相手にすごく伝わります。

うまくいったことはあくまで結果であって、その過程でどのような試行錯誤をしたり、何を考えて、何を学んだのかに自分の魅力が凝縮されています。もしかしたら、結果がでなかったことでもいいかもしれません。それでも果敢にチャレンジしたことは必ず自分の力になっています。大きな成果や驚くような問題解決をしていなくても、それは立派な「学生時代に力を入れたこと」です。学生時代に結果を出したことではなく、どんなことに時間と情熱を注いだのかが大切だと考えています。

仕事では結果が全てかもしれませんが、再現性のある結果である必要があります。そのためには、失敗から学ぶことで結果を出していくことです。

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