2022/02/25
最近悔しいと思ったのはいつでしょうか。
子供の時は、あんなに純粋に悔しいと思っていたのに、大人になっていくと悔しいという感情をどこかに置いてきているように感じませんか。兄弟がいた方は、おもちゃの取り合いで競り負けて泣き出したり、部活をやっていた方なら、試合で負けて悔しがったりしていたと思います。
大人げないという言葉で片付けしまうと、内側から湧き出すエネルギーを抑えてしまっていることになります。友達と喧嘩しても、相手に譲ることでお互いにとって良い関係を作ろうという気持ちはよくわかります。喧嘩したいわけでもないし、そこまで争うものでもないということもあります。
しかし、それが勝負だったらどうでしょうか。いつも相手に勝ちを譲って負けることが当たり前になっていると、悔しいなんて感情にはなってきません。負けて当たり前になってしまいます。win-winで考えるのではなかったか、ということにもなりますが、負け癖がついているのはwin-loseのloseが上手になっている状態です。
常にだれかと勝負し続けましょうということでありません。第3の案を考えたり、対立ではなく共感を大切にするということは変わりません。
悔しいというのは、自分との約束においてもいだく感情です。自分が立てた目標に対してあと一歩のところで達成できなかったとしたら、次頑張ればいいやではなく、あと一歩がどうして届かなかったのかを真剣に向きあうことが必要です。
自分に対してwin-loseだったら何も先に進んで行きません。こんなもんだ、まあできなかったことはしかがないと結果を流してしまうと同じことを繰り返します。勝負から逃げてはいけないです。
本気で悔しいというのは真剣に勝負しているから思うものです。
悔しくなかったら、「次はこうしよう」という強い思いはわいてきません。バネのように縮んでから伸びようとする力が成長につながってきます。
ほどほどでは、ほどほどしか成長しません。しかし、大きな挫折や失敗をしているとそこからの学びによって大きく飛躍します。本気でチャレンジしているか、真剣に向き合っているのか。そんな問いを常に持ち続けたいです。