理想を語る
自分にはできない、自分にはそんな能力はないといって夢をあきらめてしまうことがあります。今の自分で考えたらそうかもしれませんが、理想を描くことは自由にできます。理想の状態を考えることができれば、逆算して今から何をするかを明確にすればいいのです。イメージできないことは実現しませんが、具体的にイメージできれば形にしていくことができます。
自分がブレーキを踏んでいる
理想を考えると現実とのギャップが見えてきます。理想とのギャップを知ることが重要です。「いつか〇〇がしたい」と思っているだけでは、どれだけ現実とのギャップがあるかがわかりません。
よく見たら今すぐに実現できることかもしれないのです。漠然と考えているだけではいつまで経っても変わりません。まずは理想を描くことから始めることです。
理想を描くことが怖いということもあります。自分が自分に対して踏んでいるブレーキを外すことが恐れになっていることだってあります。
やったことがないことは怖いと思うでしょうし、自分にはそもそもできないという思い込みがあるのかもしれません。世界で活躍するトップアストリートも私たちも、1日は24時間です。生まれた時は同じように赤ちゃんから成長をスタートしています。同じ人間なのです。違いがあるとしたら、世界でNo.1になると決めているということです。
金メダルを取ることが自分にとっての当たり前だと思えることができれば、取るために何が足りていないのかを具体的にすることができます。少し上手くなるぐらいでは満足できないはずです。理想や夢があるから、トレーニングもしますし、練習試合でも勝つことが自分にとっては当たり前になっているのです。
理想を描くことはアスリートだけのことではありません。私たちも普段から習慣にすることが大切です。何も考えずにたまたま得た結果だけを見ていても、それが自分にとっての理想なのか、通過点なのかもわかりません。本当に実現したいことが何かを持たないで前進すると、目的のない旅のようになってしまいます。自分探しのバックパックの旅ならいいですが、砂漠や大海原をひたすらに進んでいるのでは、どこかで疲れ果ててしまいます。どこを目指そうとしてるのかを持つことは、自分自身のためなのです。
あなたの夢を教えてください
理想や夢を持つことは、突然問われると困惑してしまいます。「あなたの夢を教えてください」と聞かれて、スッと出てくる人はどれぐらいいるでしょうか。これは、目標やゴールを与えられることに慣れてしまっていたり、夢を話すことを恥ずかしいと思っていると、言葉にすることを無意識に避けている可能性もあります。夢を持つことは決して恥ずかしいことではありません。誰に何を言われようと、自分が実現したいことは強く持ち続けることです。
夢はあったのに、何かの理由であきらめてしまったり、そんな夢をもっても無理だと言われてしまった過去があるなら、そのとらわれを手放してみましょう。就職活動で、選考を受ける会社での仕事やビジョンに忖度した夢を語るのではなく、自分自信が心からワクワクすることを考えみましょう。