信じることは人を強くする
こんな体験をしたことはありませんか。
中学生になったころ、もう自分でできるのに、いつまで心配されることでできていない自分を想像してしまう。その結果、上手くできなかったり、できないイメージが自分についてしまう。
周囲は悪意もなく、良かれと思ってやってることが、それが相手のためになっていないということです。逆に任されて、信頼されて、自分の行動に責任が持てるようになってくると、どんな困難も乗り越えていけるようになります。
疑う気持ちを持ちながら人と接すると、相手も力を発揮することができません。信頼する気持ちを持って人と接すると、相手は本来に力以上を発揮することができます。
部活やサークルなどでチームがイキイキしていた時、一人ひとりが自分の実力以上の力を出していたことを覚えていませんか。その中には「信頼」によってつながっていたということが思い出されます。
チームスポーツでお互いを信じ合うことができ、全員が信頼し合っていたらとても強いチームになっているというのは想像がつきます。
これは誰かを応援する時も同じことです。子供が出場するサッカーの試合で、ずっと声を荒げている人を見かけることがあります。すごく応援したいし、子供に活躍してほしいという気持ちがあるのだと思いますが、応援というよりもできない子を叱っているような声援をしています。もしそれが自分に対してかけられる声だったと想像してください。「そんなこと言われなくてもわかっているよ」「ちょっと黙っててくれる」という気持ちになるのではないでしょうか。そんな気持ちでいいプレイができるでしょうか。
信じてもらえることは力になります。「今まで努力してきたから絶対大丈夫だ」「いつも通りやれば必ず結果が出る」と言ってもらえると力が湧いてくるように感じませんか。相手を信じること、信頼することはいかに大切なことなのかに気づくことができます。
周囲でうまくいっていない人がいたら、同情したり、アドバイスしたり、過剰な心配をするのではなく、信じてみてください。人が持っている可能性を引き出すためには、人を「信頼」をすることです。