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2022/03/13

相手の良いところを見つける
筆者:石黒太一
 

人間関係で悩まない人はいないと言ってもいいぐらい、誰でも直面する課題です。自分と全く同じ価値観の人と出会うことの方が難しいのですから、人それぞれに考えていること、見ていることも違います。その中で、人間関係での悩みを少しでも減らすために、「相手の良いところを見つける」ことをおすすめします。
 
誰にでも強み弱みがあります。良いところも、”自分から見たら”悪いところもあります。「なぜあの人はできないのか」「なぜそんなこともわからないのか」と他人を責めたり、ダメなところに注目したところで、何かプラスのことを生み出すとは思えません。弱みや悪いところを見続ければ、相手に「できない人」というレッテルを勝手に貼ってしまうことになります。
 
粗探しをしたらいくらでも出てきます。完璧な人はいません。職場の先輩や上司が全員完璧な人達だったら逆の意味でしんどくなります。みんなが完璧だったら、プレッシャーがすごいですよね。先輩だってできないことはあるし、自分の方が優れていることはたくさんあります。新人の人だからといって何もできないわけではなく、人それぞれにできること、できないことがあります。
 
人間関係で悩んでいるなら、良いところを見つけて、認めること、褒めることからはじめてみませんか。どんなことでもいいので、良いところを見つける、できていることを見つけることです。最初は意識しないと見つけることができないかもしれません。しかし、良いところに注目すればどんどん出てきます。
 
そして、一つでいいので本人に伝えてみることです。もし苦手だなと思っている人がいれば、少し勇気を出して伝えてみましょう。それを聞いて怒る人はまずいません。多少はぎこちないこともあるでしょう。回数を重ねれば慣れてきますし、必ず相手にも自分にも変化ができます。
 
他人から認められて嫌な思いをする人はいません。嘘はいけませんが、本当に自分がそう思うのであれば、相手には伝わります。ダメ出しや粗探しではなく、良いところを見つけて、褒めることで人間関係は豊かになります。

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