カオスを楽しむ
今までは計画的に、着実に進めることができていたのに、なにかのきっかけで「カオス」になることがあります。カオスになると不安になったり、心がざわついたり、決して心地が良いものではありません。しかし、この状態こそが新たな変化への兆しなのです。
部活やサークルで幹部の世代交代があって、新入生が入ってきて今までのようにうまく回らず、混沌とした時期を過ごすということを経験したことがあるかもしれません。前はチームとして一体感があったのに、ばらばらになっているように感じたり、活動として成果もうまくでずに、幹部が苦悩するといった状況です。なんでこんな事になったんだろうと悔やんだりするかもしれませんが、混沌した状況の中から、自分たちらしく成果を出していけるやり方を見出す瞬間がおとずれます。結果的に、今までよりも高い水準で結果を出すことができるようになるというのは、このカオスな状態が合ったからです。
混沌とすると、もやもやしたりなんとも言えない不安に包まれます。しかし、この状態から逃げてしまうと何も生み出されません。正面で向き合い、現実を直視すると次なる打ち手を見つけることができます。
就職活動をしていると、急にスケジュールがぐちゃぐちゃになってくることがあります。WEBでの説明会、面接、ESの締め切りなどがどんどん手帳の予定を埋めていき、同じ時間帯に予定がかぶっていくことが発生します。「わー、どうしよー」となります。プチパニックになりつつも、選択をせざるを得ない状況の中で、予定管理について見直したり、自分が本当に志望していることは何かを真剣に考えるようになります。カオスにならなければ思いつきもしなかったでしょうし、解決するための行動もしなかったかもしれません。
深く考えたり、次のステップに進もうとすると混沌とした状況は発生します。しかし、これは進化、変化への良い兆しであると考えることが大切になります。今はちょっと不安という気持ちがでてきますが、もうすぐ新しい自分になるタイミングであると思ってワクワクにつなげたいものです。
