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2022/03/22

やり方は無限にある
筆者:石黒太一
 

予定していたことがうまくいかないのは、よくある話です。うまくいかないことの方が多かったりもします。方法が一つだけしかないと思いこんでいると、余計に焦ったりします。手段に焦点を当てるのではなく、目的や目標に焦点を当てると、方法は無限にでてきます。
 
メモをとりたいと思っているときに、普段使っているペンがなくて焦ったりすることがあるとします。今実現したいことは、メモをとることです。別のペンでメモをすることもできるし、スマホにもメモできます。場合によっては、誰かに覚えておいてもらうでもいいかもしれない。手段はいくらでもあります。実は制限をかけているのは自分だと気づくと自由になることができます。
 
やり方にこだわって、結果がでないのであれば、やり方を変えてみればいい。正しい方法があるのではなく、結果がでることが正しいとも言えます。就職活動でインターンに参加することが正しいのではなく、来年の4月に就職して、その会社で活躍すればいいのです。30社受けて1社決まるのも、1社受けて1社決まるのも、結果としては同じことです。インターンシップやナビを使うことが就活ではありません。手段にこだわると、入り口が狭く見えてしまいます。アプローチ方法は何だっていいのです。
 
正解探しをすると、自分で選択肢を狭めてしまいます。例えば、名古屋から北海道に行くに方法は「飛行機」が正解というのは少し短絡的です。もし条件に「どの方法よりも早く着く」があれば、飛行機かもしれませんが、条件がなければ、徒歩でも車でも選択肢はあります。もしかしたら、北海道に行く目的によってはZoomなどのオンラインでもいいかもしれません。正解というのは学校のテストのように必ず一つとは限りません。いくらでも出てきますから、こうあるべきで縛っては選択がつまらなくなってしまいます。
 
予期せぬ出来事が日々起きます。だから考えたり、悩んだりして成長していきます。思っていた通りに進まないときこそ、新たな方法を試すチャンスでもあります。「あえて難しい方を選択する」という人がいます。今できることの延長線であれば、今と何も変わりません。しかし、難しいことにチャレンジすれば、自然と知恵が出てきます。自分が自分に決めている枠から出るためにも、あえて選択してみると、無限の可能性を感じることができます。

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