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2022/03/24

10年後から考える
筆者:石黒太一
 

10年後の自分を想像して就職活動をする。日々変化が早いために、1年先のことすら想像もできないという感覚になっています。10年後の将来は空想の状態かもしれません。完璧にイメージできればもちろんいいのですが、ぼんやりでも描いているかどうかで今の行動も変わってきます。
 
例えば、就職活動中に将来のことをお聞きすると、次のような声をよく聞きます。「長く働いていたい」「家族を持ちたい」「子育てもしながらバリバリ働きたい」などです。将来に対してこのように考えているとしたら、今はどんな選択をする必要があるかを逆算することが大切になります。
 
転職を考える時、3年後、5年後のちょっと先のことへの不安から始まることがあります。これも逆算の結果の一つですが、将来への不安のために何を今から準備するかがとても重要です。環境を変えることで変わる将来もあれば、今やるべきことから変わる将来もあります。
 
明日から急に自分のスキルを向上させたり、経験をつけるということは簡単なことではありません。忙しく毎日を過ごしていると、今日のことで精一杯になってしまいます。では、あと10年あったら何ができるでしょうか。1日30分取り組んだとして、10年で109,500分・1,825時間使うことができたら、大抵のことはできるのではないでしょうか。自分の時間軸を少しだけ変えてみるだけで、可能性を感じることができます。
 
受験をしたときに描いた学校生活と、現実とではどれぐらい一致したでしょうか。今から10年前に想像したような結果に今はなっているでしょうか。あの時やっておけばよかったなと後悔することは簡単です。でもあのときやっておいたら、今どうだったでしょうか。過去を見ていても何も生み出すものはありません。将来から見て、後悔しない今にするとしたら、何をするでしょうか。
 
時間は有限の資産です。補充もできないし、過ぎたことをキャンセルすることもできません。10年後の自分を想像して、どのような選択をしたいですか。

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