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2022/03/28

自分に見えていることが全てではない
筆者:石黒太一
 

あの山の向こうに何があるのだろうか。
 
今は車や電車など交通手段が発達し、道路が整備されていることで、山を越えることは容易になりました。しかし、まだ人が歩いて移動をしている時代は、そびえる山を見て、どんなことを思ったのでしょうか。
 
山の向こうのことは想像もしないで、今目の前だけを見ていた人もいれば、山の向こうには全く違う世界があるのではないかと思い描いた人もいるかもしれません。
 
車でいってすぐに戻ってこれるような現代とは違い、山を越えるには何日もかかり命がけだったとしたら、気軽にチャレンジできるものではありません。夜には動物に襲われる危険だってあります。そのようなリスクをおかしてでもチャレンジした人がいたはずです。そして、山の頂上から景色を見たときに、世界の広さを知ったのではないでしょうか。
 
これは、私たちの普段の生活にも通じることです。チャレンジすることができる山は物理的には見えないものの、周囲にたくさんあります。しかし、普段は今見えていることが全てだと思って生活をしています。今に満足していると、その山のことすら気づかないことがあります。逆に、挑戦する山に気づいた人はその山の向こうに何があるかを想像しています。
 
挑戦した人には山の険しさや登りきったときの達成感を知っています。そして、普段は見ることができない景色をみることができます。挑戦をしないと、山を見上げるだけでその先に何があるかすら分からないものです。
 
これから年度が変わるタイミングです。これからの1年でどんなことをチャレンジするのか考える時期でもあります。挑戦し続けることは、新しい視点を手に入れるチャンスでもあります。今やっていることも、視点が変わると全く違って見えます。
 
まずは、自分の周りにあるチャレンジすべき山を見つけることや、気づくことが大切です。見えないかもしれませんが、必ず目の前にもあります。普段は見ないようにしているだけで実は存在します。チャレンジするかしないかは自分次第ですが、チャレンジした先には必ず新しい未来があります。

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