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2022/03/29

慌ただしいときこそ手を止める
筆者:石黒太一
 

スケジュールが立て込んだり、提出物が重なってくるとあれもこれも手を出してしまうことはありませんか。どれも中途半端にやってしまうと結果として遅くなったり、本来の実力が発揮できていないということにもなりかねません。
 
器用な人ほど、同時並行しようとしますが、複数の思考を行ったりきたりすることは決して簡単なことではありません。スマホで動画見ながらSNSの投稿内容を考えていると、ダラダラしてしまい、考えもまとまらず、動画の内容も頭に入ってこないという経験をしたことがある人もいるかと思います。仕事のことを考えながら、週末の予定を考えていてもどっちつかずになってしまいます。
 
今、何を取り組むかを明確にすること。そして、今取り組むことに集中することです。一番簡単な方法は、目の前は、今やることだけにすることです。目の前に、これから先に取り組む課題が置いてあれば、自然と課題のことが気になったりします。集中しているはずが、そのことが気になってつい手を出してしまうと、一旦志向が止まってしまいます。元のことに戻ろうとしても、どこまでやったのか、何をさっきまで考えていたのかを思い出す必要があります。
 
忙しい時、やることが山盛りなときこそ、一度手を止めて何を今すべきかを考える瞬間を持つことが大切です。流れるようにやることが押し寄せてくると、反応的に仕事や作業をすることになります。反応的になると、出てきたことを都度対応するようになり、更に忙しく感じるようになります。依頼されたことを後回しにするということではなく、今、何を求められているのかまで考えて取り組まなければ、良いアウトプットにもなっていきません。
 
考えを整理したり、目標を振り返ったり、ちょっとした時間をとることで結果としては生産性が上がっていきます。予定を立てたり、目の前にある課題は何を求められているかをまず考えたり、一瞬手を止めて考えてみると慌ただしさから解放されます。3月、4月は何かと目まぐるしく時期でもあります。ちょっと余裕がないと感じたときこそ、少し立ち止まってみませんか。

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