2022/04/10
やる気がある時はとにかく前進をしていますが、そんなときこそ振り返ることがとても大切です。勢いで進んでいくことはできますが、無理をしていることもあります。多少のチャレンジは必要ですが、頑張りすぎると、ちょっとしたことで緊張の糸が切れてしまいます。だからこそ、常に振り返りをしてできたことを認め、できなかった要因を理解しておくことです。
自動車などの機械は定期的に点検やメンテナンスをしています。表面上は動いているけど、見えないところを分解したり、計測器で標準値になっているかを確認をします。問題がなければいいですが、もし、ブレーキに亀裂が入っていたり、エンジンオイルが漏れていたら大事故につながりかねません。これは機械に限らず、人も同じことです。表向きは元気にやっていても、ストレスや疲労が溜まっていたら、どこかで体調を崩したり、知らぬ間にパフォーマンスが落ちていることだってあります。人こそ、定期的なメンテナンスが大切なのです。
日記をつけたり、振り返りをしたり、瞑想をするなど自分と向き合うことの大切さが、実は自分のメンテナンスになっていることを気づけるようになると、心が軽くなることがあります。子供のときは日誌や日記を宿題として仕方なくやっていたかもしれませんが、自立して自分で自分のことをマネジメントするのであれば、自分との振り返りがとても役に立ちます。
春は気温差があったり、新しい環境があったりと、ストレスを溜めやすい季節でもあります。やる気が空回りしてきたら、落ち着いて、自分の声に耳を傾けることも大切です。立ち止まることで遅れてしまうことを不安に思う必要はなく、むしろ、立ち止まらないと後からもっと遅れてしまいます。前進する力がある人こそ、振り返りは大切です。