面接する人も人である
面接という場面になると緊張します。普段オンラインだったものが、対面になればさらに緊張します。そして、選考が進んで行けば登場する人も変わってきます。最終選考まで進んでいけば、大抵の場合緊張します。特別なことではなく、誰だって同じです。
そして、目の前にいる人は、誰もが「人」であるということも同じです。AIでの書類、動画選考といった技術もありますが、多くは人が選考をします。相手も自分と同じ人間です。面接する人、面接を受ける人という立場は違っても、最後は人と人です。
どれだけ完璧にガクチカを仕上げても、だらしない身だしなみであれば、伝わることも伝わりません。気持ちはやる気があっても、表情がどんよりしていたら、大丈夫かなと感じます。就活テクニックはたくさんありますが、それよりもまずは、人と人とのコミュニケーションであることを忘れてはいけません。
この人と一緒に仕事がしたいか。価値観やカルチャーを大切にしていけるだろうか。将来、仕事や事業を任せることができるだろうか。この視点で考えたら、覚えてきたことをただ伝えているだけでは足りないということがわかります。短時間の中で、人が人のことを全て判断することはできません。しかし、短い時間だからこそ、伝えることもありますし、伝わることもあります。あまり頭でっかちにならず、ありのままの自分を伝えることも大切です。
ありのままの自分を伝えるためには、普段から考え方や態度を選ぶ習慣が大切です。普段は受動的なのに面接のときだけ能動的、主体的ということにはなりません。自分の強みを自己分析してみたものの、その強みと行動が伴っていなければ、なかなか伝わりにくいものです。
緊張をすることは当然のこととして、最後は自分という「人」をどのように伝えるかです。相手は相手の受け止め方もします。意図しない伝わり方もします。それも含めて、コミュニケーションです。機会を大切にして、全力の自分を表現してください。