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2022/04/15

本質に目を向ける
筆者:石黒太一
 

問題が起きると、表面のことばかり気になってしまうことがあります。問題には必ず原因があり、その原因に目を向けない限り、同じことを繰り返します。物事の本質を考える習慣を付けていくことが、成長のスピードを早めていきます。

「この問題はどうやって解決するのか」も大切な問いです。目の前で起きていることを解決しなければ、先に進むことはできません。これはこれで重要なことです。その上で、「なぜ起きてしまったのか」まで考えることです。友達とケンカをしてしまったのであれば、まずは関係修復をする必要があります。そして、また同じことを繰り返さないように、その原因を見つけ出すことはさらに必要です。

「なぜ起きてしまったのか」その原因を見ていくと、どこかに必ず本質的なものが見えてきます。友達とケンカした原因が自分の態度だったとしたら、自ら直すこと、気をつけることで繰り返すことを防ぐことができます。もし、気づくことなく、ただ仲直りしてもまた同じことが起きる可能性があります。

学生生活の大半がオンラインでの生活になり、「ガクチカ」が書けないと悩む声もあります。ガクチカはアルバイトや部活、サークルで問題解決したことだけではなく、学生生活で力を入れたことです。もしアルバイトなどでの目立った経験がなかったとしても、その代わりに使った時間があるはずです。その中に、力をいれたことはないでしょうか。本質は、アルバイトやサークル経験ではないということです。

普段から物事の本質に目を向ける習慣を身につけておきたいです。その最もシンプルなものは、新聞やニュースから、なぜその出来事が起きたのかを考えてみることや、新商品のニュースから誰のどのようなニーズに応えるものなのかを考えてみると、深く知ろうとする癖が付いていきます。コンビニで見かけた新製品を、ただ新しいで終わらせるのではなく、なぜこの商品が企画されたのかまで考えてみると、普段の生活がもっと学びで溢れます。

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