信用が機会につながる

何をするにも、信用はなくしていけません。日常のすべての場面において大切なものです。失うのは一瞬ですが、一度失った信用を取り戻すには大変なエネルギーと時間が必要です。チャンスがほしいと努力していても、信用がない状態ではなかなかチャンスはやってきません。信用があっての機会なのです。

社会人になって一番最初にビジネスマナーを学ぶことがあります。社会人になって挨拶やお辞儀の練習から始めることが、物足りなく感じることもあるかもしれません。しかし、ビジネスマナーは自分自身を信用に足る存在と思っていただく最低限の行動です。どれだけ素晴らしい人でも、挨拶がぼそぼそっとしていたら、大切なことをお願いしても大丈夫かと不安になります。

信用は一瞬にして失います。時間や約束を守らないことや、嘘を付いたりすると今まで信用していたことが急に崩れ落ちます。その信用を取り戻すには決して簡単なことではありません。不祥事が発覚するようなニュースを見ることもありますが、その事によって長く築き上げてきたものがなくなってしまうのです。企業や組織に限らず、個人でも全く同じことです。友達が約束を守らないということが1度あっただけでも、その記憶は残り続けます。

信用を築くことができれば、チャンスを手に入れる可能性が広がります。新しくできた飲食店にふらっと立ち寄って、期待以上に満足したら友達を誘ってみたり、自分自身もリピートすることがあります。期待に応えることはもちろんですが、期待以上であることは信用につながっていきます。一度いいなと思えば、次の機会もありますし、更に大きなチャンスにもつながっていきます。

思ったようなチャンスが自分には巡ってこないと悩んでいるとしたら、どこかで信用を失うことをしていたり、期待以上のことができていないのではないかと振り返ってみることも必要です。知らないうちに、自己満足の行動になっていることもあります。日々信用を築くことを心がけていれば、必ず機会につながっていきます。