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2022/04/28

正解は自分で見つけるもの
筆者:石黒太一
 

わからないことは検索をして調べることに慣れてくると、問題にぶつかったときも検索して答えを見つけようとします。ネット上にある情報からは過去にあったことや、事実は知ることはできますが、答えがあるとは限りません。「自分の人生」「自分の将来」などはどれだけ検索しても出てくるものではありません。
 
物事には真理や原理原則はあります。学校で勉強することは1+1=2といった普遍的なことですから、答えがあります。しかし、社会に出ると1+1=3になるようなこともあります。例えば一人でできないことも仲間と共にチャレンジすることで、実力以上の力を発揮することがあります。検索してもどうやって実力以上の力を発揮するのかなんて出てきません。自分の頭で考えたり、実際にチャレンジする中で見つけることです。
 
誰かが答えを知っているというのは、誤解であり、錯覚です。予測できないようなことが常に起こり続ける現代では、明確な正解は限りなく少なくなっています。「この仕事に就けば一生安泰」という職業はありませんし、「この学校行っていたから就職が有利」というのはもはや都市伝説です。大切なことは、トライ・アンド・エラーを繰り返して失敗をしながら最適解をみつけていくことです。
 
チャレンジしてうまくいったことを伸ばし、うまくいかなかったことは原因を明確にして次に活かしていくことです。やってみなければわかりません。最初からできない理由を考えて踏みとどまったり、今のやり方だけにこだわっていると変化の中では、進化していくことはできません。もちろん、失敗は誰でもしたいと思わないものです。ですから、早く小さく失敗していくことです。小さなトライを積み上げていくことで、自分なりの答えを見つけることができます。失敗は恐れるのものではなく、次に繋げる大切なヒントを得るものです。
 
 
正解は何か。正解を知りたい。行動して、チャレンジをしないままでは正解を見つけることはできません。先輩に聞いても、上司に聞いても、親に聞いても答えは出てきません。自分で行動して、結果から考え、現時点での最善策を見つけることです。

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