制限があるから考える
常にベストな条件が揃っているとは限りません。目標に向かって行動するからこそ、制約条件が道を塞いでいることがあります。できない理由を考えるのか、できることを考えるのかでその後の結果が大きく変わっていきます。
できない理由を考えることは簡単です。工夫しなければできない理由は山ほどあります。できない、やってはダメ、きっと失敗するなど、見つけようと思えばなんだって言えます。できない理由をあげていったら何もできなくなります。今日は雨が降っているから外出するのはやめよう。歩くと疲れるから動くことはやめよう。新しい商品は買っても失敗するかもしれないから買わないでおこう。どんなこともやらない理由を見つけることは簡単です。
大切なことはできる方法を考えることです。制約条件がある中で、どうしたらできるのか、何か方法がないかを考える。一見無理と思うことも知恵を絞り、クリエティブな発想で突破口を見つけ出すことは、決して簡単なことばかりではありません。心折れそうになることもあります。制約条件が必要以上に大きく見えることもあります。困難があるからこそ、創意工夫が生まれるのです。
まずは冷静に事実を捉えることです。壁だと思ってることが自分の思い込みということもあります。妄想が膨らんでできない理由だけが勝手に独り歩きしていると、自分で自分にブレーキを踏むことになります。「かもしれない」と感じたらまずは事実確認をすることから始めます。確認したら思ったほど制約条件なんてなかったというオチはよくあります。先入観や噂、他人のちょっと聞いた一言が視野を狭めています。真実を理解したらできる方法が見えてきます。
できない理由を考えることが得意になっていると、何をするにもつまらなくなります。できる方法を考えたら常にチャレンジの機会になって楽しくなります。どっちにしても壁があるなら、ワクワクすることをしたいものです。他人が自分を止めているのではなく、自分が自分を止めていることに気づくと、今日から一歩踏み出せます。