熱意が人を動かす
オンラインかリアルかということで本質的に変わるものではないと考えています。しかし、画面越しでは少しだけ伝わりにくいものがあります。同じことを伝えても画面で見るのとリアルで聞くのとでは違いがあります。それが熱意です。
オンラインであっても熱意を伝えることはできます。今更、オンラインなのかリアルなのかを是非を考えているわけではなく、オンラインで熱意を伝えようとすると、リアルの1.5倍のパワーをかける必要があることを理解しておきたいです。
好きなアーティストのコンサートに行って、その場で受け取るエネルギーとDVDやオンライン配信で受け取るエネルギーとでは違うことを体験したことがあると思います。その場の空気、臨場感、肌で感じるものなど受け取っている情報は必ずしも視覚情報だけではないのです。
オンラインかリアルというのはあくまでも手段の違いですが、私たちの普段の生活で「心が熱くなる」ような伝え方をしているでしょうか。大袈裟なことではなく、相手に伝わるというのは相手の行動を変えることで、本当の意味で伝わったのだと考えています。理屈で伝えてもそれが相手の心に届くかは違います。
何を言っているかわからないけど、想いだけは伝わってくるということがあります。もっとロジカルに組み立てたらもっとわかりやすいけど、それでも想いが相手を変えるのは熱量や熱意です。
言ってることは正しいし、その通りなんだけどなんか気が乗らないという時は、「熱を感じない」と言ったりもします。どれだけ頭で考え、論理的に伝えても、感情を動かすことができなければ、熱を感じないのです。
私たちは感情を持っています。感情がいろいろなことを教えてくれます。相手が言っていることに自分の感情がどんな反応をしているのかを確認してみると、自分に伝わっているか、これから行動を変えと思えるのかがわかるのです。相手にとっても同じことです。
最後は人と人です。熱意によって心が動きます。頭で考えた答えが、感情や心で感じることと必ずしも同じではありません。相手に自分を伝えるということは、相手の感情を動かすことでもあります。理屈ではなく、自分の想いを伝えてください。