小さな感謝の積み重ね
順調にいかなくて辛かったり、同じことをやっているはずなのにうまくできなくなってしまったり、私たちは時々、自分の壁にぶつかることがあります。外に原因を探しみても、挙げれば切りのない言い訳がでてきてしまいます。そんなときに「感謝」を忘れていないかを振り返ってみることです。今あることはすべて当たり前ではありません。誰かの努力によって私たちは今を生きることができています。
感謝することを特別なことではありません。普段からやっていることもあります。しかし、当たり前だと思って見過ごしていることはありませんか。朝起きることができたこと。蛇口をひねれば水がでること。食べ物が手軽に手に入ること。普通に生活をしていると当たり前に感じることも、今この瞬間当たり前ではない人たちが世界にいます。電車が時間通りに到着することだって、LINEで気軽に連絡できることだって、多くの人の努力によって実現しています。
日々の一つ一つのことに感謝をする習慣ができれば、誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」ということも自然とできるようになります。感謝を伝えているつもりで実は身近な人に「ありがとう」が言えているでしょうか。家族や友人、同僚や同期など普段から近くにいるからこそ、感謝を伝えることは大切にしたいものです。
感謝はギフトになります。品物をプレゼントすることや、サプライズをすることだけが喜びではありません。これらも大切なことですが、小さな感謝は贈り物になります。「ありがとう」の一言で喜んでもらえたり、関係性の構築もできます。当たり前になってしまっていることこそ、感謝を伝えるチャンスです。
忙しくしていたり、切羽詰まっているとつい忘れてしまうのですが、誰かが自分のために使ってくれる時間はお互いにとってかけがえのない時間です。当たり前にしないこと。ちょっとしたことでも感謝を伝えること。良い習慣を身につけることができれば、必ず困難を乗り越えることができます。