与える人になる
人間関係を豊かにするために「与える人」になっているでしょうか。相手に貢献することは関係性を構築する上で最も大切なことです。しかし、物を渡すこと、お金を払うことだけが「与える」ではありません。相手のために何ができるかを考えることです。いつも自分がしてもらうではなく、自分から相手に提供することで、より深い信頼関係を築くことができます。
人に物をプレゼントをするから人間関係が豊かになるわけではありません。もちろん物をプレゼントして喜ばれることもありますし、形に表すということも一つの手段ではあります。それ以上に、相手が困っていることや壁にぶつかっていることをよく聴き、自分は何が貢献できるかを考え、行動することが大切です。気がつくと逆のことをやっていることが多いこともあります。「誰かがやってくれないだろうか」「あの人に頼ってみようか」など、人任せの行動をしていると、それは「受け取る」が上手になってしまいます。
受け取ることも大切なことですが、常に受け取るだけでは縁が切れてしまいます。最近は近所付き合いということも減っていますが、家のお隣の方からおすそ分けをいただくということがあります。近所の方もお返しが欲しくておすそ分けをしているわけではないと思いますが、「ありがとう」の一言もないと、こういうものは嫌いなのかと思って次からは持っていくことを遠慮してしまいます。せっかくの縁がそこで途絶えてしまうのです。
なにかしてもらったら「ありがとう」ということは、誰でもできるお返しです。次は自分から行動をしてみることや自分が与える人になることです。見返りのために行動するのではなく、自ら人のためにできることを考え行動すれば、信頼が高まります。信頼が高まれば、次への道がひらていきます。受け取るだけの人から与える人になっていきましょう。