自分のブレーキに気づく

行動したらいいのに、踏みとどまっている事ありませんか。運動したらいいとわかっているのについ後回しにしていまう。本を読めば自分のためになるとわかっているのに1ページ目を開けることができない。優先順位の高い、低いということもありますが、自分の中では優先順位が高いのに、できないことがあります。自分の中で何かしらのブレーキを踏んでいるのです。

ブレーキが何となくあることはわかっているのに、それがなにかわからないときもあります。そんなときは、「他人に対する自分の行動・態度」を見てみるとヒントがあります。例えば、なぜか人に対して厳しく接してしまうことがあるとします。それはただ厳しいということで片付けるのではなく、なぜそのような行動をしてしまうのかです。厳しくしてしまう相手に対して「期待しているのになかなか行動に移すことができない」という気持ちがそうさせてしまっているということに気づいた時、それは自分に対しても同じことを思っていませんか。目の前に起きる出来事は自分の写し鏡であるという考え方があります。つまり、自分が誰かに対して気になっていることは、本当は自分に対して気になっていることなのです。

本当はその目の前の人に対して、どのような声掛けをしたいでしょうか。そこで思いつく言葉は本当は自分に対して、常に自分が声掛けしていることではないでしょうか。そして、相手はどのようなブレーキを踏んでいますか。このブレーキは自分自身が踏んでいると考えると、どのような気持ちになりますか。自分が踏んでいるブレーキをもし外すことができたら、どんな未来がまっているでしょうか。

「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があります。相手の気になることは、自分自身にも当てはまることがあるということですが、ぜひ行き詰まっているときはこの言葉を思い出してください。自分自身のことが投影されて、目の前に現象として現れています。相手が自分のことを教えてくれています。感情が動いたり、ブレーキを感じたら自分のあり方を変えるきっかけです。