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2022/05/29

もっと笑う
筆者:石黒太一
 

笑いながら悲しい気持ちになることは難しいものです。心の底から笑っている時は嫌なことも忘れることができます。なかなか思ったような結果でない時や忙しくて寝落ちしてしまうような時は、「もっと笑う」ことを意識してみませんか。

自分を追い詰めて眉間にシワを寄せているとどんどん表情が暗くなっていきます。本当は可能性があるのに、暗い表情は自分をネガティブにしていってしまいます。就職活動も後半になってくると、自信を持てないのか、急に表情の固い方にお会いすることが増えます。焦りや不安があることを無理に誤魔化しても仕方がありませんが、誰か会う時にはこわばっている顔になっていないかは意識をすることが大切です。

笑うといっても急に笑いましょうにはなりませんね。「はい、今ここで笑ってください」と言われて笑うのは、作り笑いであって、感情が別物になっています。面白い物を見たり、友達とくだらないことを話して笑ったり、ちょっとだけこわばった表情を緩める機会を作りたいものです。

人を楽しませる仕事は昔から存在します。今では伝統芸能のようになっているものもありますが、どのような時代でも大切にされてきました。暗い時代であっても娯楽や喜劇などによって人々の心を救われてきたのではないでしょうか。笑うことで辛い気持ちが癒されたり、明日を生きる活力となっていたのだと思います。

人を笑顔にすることは、辛い人の気持ちがわかるからこそできます。痛みを知っているから誰かの役に立ちたいと思えるのです。今が辛かったり、苦しいと思っているのであれば、その経験は人のために活かすことができます。どのような仕事でも人に喜んでもらうためにするものです。もし、今、うまくいかないことや辛い思いがあるのであれば、その経験は将来に活きるものになります。

笑うことが辛いと思う時は、無理に笑う必要はありません。しかし、笑ってもいいんだと思う気持ちは忘れてはいけません。しんどい時こそ、気分転換は必要です。行動を止めているのは自分の思い込みや自分の感情かもしれません。笑ってみたら悩んでいたことが小さく見える時もあります。鏡を見て口角を上げて笑う自分を見てみましょう。その表情から勇気をもらうことができます。

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