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2022/06/05

「何のため」を考える
筆者:石黒太一
 

目標を設定するときに、しっくりこなかったり、取って付けたようなものになることはありませんか。目標には必ず目的があります。目的を明確にしないで行動をしても、やり切れないことにもつながります。「何のため」を必ずセットで考える習慣をつけておきたいです。

TOEIC990点をとるという目標を立てた時に、この数字だけを追いかけていると途中で息切れしたり、行動が止まってしまうことがあります。それはなぜか。例えば仕事で昇格するために必要だからとか、大学の単位に必要だからなど、より明確な目的があるとそのための数値目標につながりを感じます。フルマラソンで完走するという目標だけがあったとしても、目的がなければ途中で挫折をしてしまいます。ホノルルマラソンで完走して彼女にプロポーズをするなど具体的に目指したいことが明らかになっていると自ずと結果も出るようになります。

本を読むことも、何の目的もなく読んでいたら次第に飽きてしまいます。卒論にまとめるとか、仕事でプレゼンをするためにとか、何か目的があると自然と行動ができます。ですから、よく言われることに、アウトプットをするために本を読むと読む習慣が付くというものがあります。読んだことを人に伝えたり、Twitterやnoteで感想をシェアしたり、何か目的を設定すると今までできなかったこともできるようになります。

目的と目標を設定することは主体的であるとも言えます。誰かに言われたから、誰かに指示されたからで行動をしていると、自分は何のためにこれをやっているのだろうかと思い悩むことになります。しかし、自分にとっての目的を持って、目標を決め、日々行動することで、自分事にすることができます。やりがいや達成感は人から与えられるものではなく、自ら作り出すものだと考えています。やりがいのある仕事があるわけではなく、仕事にやりがいを見出すことが大切です。

今あなたが目標としていることの目的は何でしょうか。目的がないまま、行動をしていないでしょうか。人に与えられた目的ではなく、自分で決めた目的を明確にしておきましょう。

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