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2022/06/08

欲張らず欲張る
筆者:石黒太一
 

いろいろなことがやりたい。でも、そのための時間が足りないと思うことはありませんか。時間がないからあきらめる。余裕がないからあきらめる。あきらめてばかりでは、今あることだけで考えることになり、なかなか新しいことにチャレンジすることができません。

優先順位は時として入れ替わります。優先順位といっているのに、その優先度が変わることに違和感を感じることあるかもしれません。優先順位は目的や目指したいことが変わること必然的に変化するものです。留学をしたいと考えていて、語学を学ぶ時間を優先していた人が、急な方向転換があった時に優先することが語学から違うものに変わっていきます。当たり前のことですが、実際は、そうなっていないこともあります。やることが目的になってしまい、本来は優先順位が変わっているのに、同じことをやっていては先に進むことはできません。もし、目的が変わっているのであれば、冷静に見直すことも大切なことです。

あれもこれもやりたいという気持ちが出てきたときに、時間がなくて困ることがあります。自分が一番やらなければいけないことは何かを明確にすることです。限られた時間の中で、何に時間を使うべきでしょうか。睡眠を削ったり、休みを減らしても、それはどこかでツケがまわってきます。優先順位を見直すことをおそれる必要はないのです。

ビュッフェにいくと、どれも美味しいそうですべて食べたいと思うことがあります。しかし、お腹のキャパが急に増えることはなく、すべてを食べることはできないものです。何を優先するのかを考えるからこそ、全体を見渡してどこからとっていこうかを検討します。今日はデザートを優先したいとか、お肉を中心に食べようとか大きな目的を明確にできれば、優先順位も必然的に決まってきます。実は普段からやっていることなのです。

欲張ってもいけませんが、欲張らないと見えないこともあります。自分のできる範囲のことだけをやっていても今の延長線でしかありません。少しでも自分のコンフォートゾーンを出るためならいろんなことにチャレンジする意欲を大切にすることです。限られた時間の中で何を優先するのかを自分で選択し、新たな自分に出会ってみてください。

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