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2022/06/09

スキルとマインド
筆者:石黒太一
 

仕事でより高い成果を出したいと考え、スキル・能力を磨くことはとても重要なことです。できることを増やすことで、今よりも質も量も向上させることができます。それと同時にマインドや考え方についても高めていく必要があります。チームで仕事をしていくときはもちろん、視座を高めたり、圧倒的な差を作り出すためには、スキルだけを磨くのではなく、自分の考え方も磨いていくことが必要になります。

英語のスキルを高めたいと考えるときに、学校では単語や文法、リスニングなどのスキルを勉強していきます。ある程度覚えることや練習することで、会話をしたり、読んだりすることはできるようになります。ただし、言語を使っていく上では、文化か慣習を理解することも大切になってきます。逆に考えれば、完璧なスキルがなくても、お互いに共通の価値観、考え方があると通じ合うこともあります。


自動車を運転するというスキルは練習すれば、身につきます。しかし、人に迷惑をかけてはいけない、安全に運転する理由、譲り合う気持ちなどがなければ、すぐに事故を起こしてしまいます。プロドライバーが高性能なスポーツカーでレースをできるのは、スキルと共にプロとしてのマインド、スポーツ選手としての高い倫理観をもっているからあれだけ速い速度で走ることができます。もし、スキルだけを身に付けた人が急にプロのレースに出たら周囲を巻き込んで事故をしたり、フェアプレイとは言えないような行動をしてしまいます。

どのような世界でもスキルが高い人はいます。しかし、スキルだけでは結果を出すことはできません。野球やサッカーでプロになる人は誰もが並以上のスキルはあります。同じ大学に進学した人たちのほとんどは自分と同じかそれ以上の学力をもっています。しかし、全員が飛び抜けた結果を出すわけではありません。だれでも努力はしているし、スキルを磨くことはやっています。しかし、そこには差が出てきます。違いを生み出す違いはどこにあるのでしょうか。飛び抜けた結果を出す人はどんな本を読んでいるのでしょうか。本当の意味で結果を出せる人になるためには、どのようなことが大切でしょうか。

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