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2019/11/22

”ベンチャー企業はやめときなさい”と言われたことありませんか?
筆者:城後
 



 

ベンチャー企業で働くことに興味があるけれど周りの声が気になる。

という方、けっこう多いのではないでしょうか。特に学生の場合。

学生だと、ご両親からは「ベンチャー企業なんてやめときなさい!大手企業に行って欲しい!」と言われることも多々あるかと思います。

興味があるけれど周りの声が気になってもやもやする。という方に是非読んでいただきたいです。

 

ベンチャー企業という言葉の定義が難しいですが、ざっくり今回は”なんかイケてる””新しい””オフィスがオシャレ””平均年齢も若く、活躍している社員が若い””創立1~10年前後の企業”【成長過程の企業】【新しいサービス・ビジネスを展開している企業】みたいな感じに浅く広くします。
学生にベンチャー企業のイメージは?と聞くとこういった返答があるので。難しいですね言葉の定義。。
興味があるな~という方はぜひ、読み進めてみてください。
 
それから、この記事ではベンチャー企業に興味があるけれど、反対されるという方に対して、
「そんなことはないよ!!」という視点や「働くメリット」について書きますが、大企業や地元に根付いた中小企業が必ずしもベンチャー企業のような環境ではないよ、という訳ではないでご注意ください。
 
 
 

【ベンチャー企業は安定していないからやめときな】

 


両親や大学の先輩から「安定していないから」という理由で、反対されているという方が圧倒的に多いと思います。

しかし、そもそも「安定」って何を指しているのか?ここをまず解釈しましょう。

 

ここでいう安定に含まれる意味はおそらく「潰れないか・激務過ぎないか・給料が低くないか・福利厚生・手当が整っていないのではないか」こういったところでしょう。

 

・潰れないか

確かにベンチャー企業中小企業の方が倒産の割合で見れば高いです。

大企業の方が圧倒的に倒産しにくいと思います。では雇用の安定という視点で考えたらどうでしょうか。

昨今、ニュースで様々な業界の大手企業が人員削減をしている・する予定ということを耳にしませんか?大手企業に入ってしまえば安定で、首切りなんて「自分は関係ない」そんなことはないと思います。

(参考:2018年(平成30年)の全国企業倒産8,235件:東京商工リサーチ:https://www.tsr-net.co.jp/news/status/yearly/2018_2nd.html

 

視点の広い学生であれば、企業を見る際に単に大手かベンチャーかという視点ではなくビジネスの構造や、事業の優位性、企業ならではの強みをみて、これからの時代にどう変化しながら対応するのかというところまで考えられるでしょう。大手企業であっても、劇的に変わる世の中についていけなければ潰れてしまいます。

 


・激務過ぎないか

これに関しては、人それぞれ、企業・配属・時期によりけりという言葉で片づけてしまえば簡単に聞こえてしまいますが、そうだと思います。大手企業だから、ベンチャーだからという理由で変わるということではないです。スタートアップ企業などであれば本当に激務かもしれませんが。。でもスタートアップに行きたいという学生で激務かどうかを気にする人もいないと思いますがね。

 


・給料が低くないか

確かにこれは、全体的に考えれば大手企業の方が高いでしょう。

しかし中小企業やベンチャー企業でも、企業の人事評価制度とそれに対する自分の成果によっては変わりますよね。自身が行きたいと思っている企業について自分でしっかり調べてみることです。

 


・福利厚生、手当が整っていないのではないか

まずは自分にとって必要な福利厚生を整理してみてください。福利厚生!!ってよく言いますが、どこまで必要か。

男性か女性かでも変わると思いますが、私にとってマジでこれだけは欲しいというものは「家賃補助」「通勤手当」くらいしか思い浮かばなかったです。また、ベンチャー企業だと独自のユニークな制度も多くあったりと、大手企業とそこまで大差はないのかなと感じます。

 

 

 

ベンチャー企業という言葉もかなり一般化し、多くの学生が1社くらいはベンチャー企業とみられる会社を受けていると思います。

もはや就活生にとっては垣根がほとんどないのかもしれませんが、企業の見方や見るべきポイントがわかっていないから何か不安になったり、両親や先輩の声をそのまま受け止めてしまっているのでしょう。少し、視野を広げてみてください。

 

 


【ベンチャー企業だと個の成長速度が速い!!!!でもそれは嘘かもしれない】

 
 
ベンチャー企業で働くメリットとして、学生の多くがイメージすることに「成長速度が速い」というものがあります。確かに間違ってはいません。末来でも選考を受けにくる学生に、なぜ未来がいいのか?と質問をすると「若いうちから活躍して早く成長できると思うからです!」という返答が多くあります。ベンチャー企業を受けるときに学生が言う決まり文句です。
 
しかしこれは、半分正解で半分間違いです。

結局のとこは、本当に成長したい意思がどれほど強いのか、という個人の気持ちに左右されます。確かにベンチャー企業に入れば、最初のうちだと大手企業に比べ、与えてもらえる仕事の量や幅は大きいかもしれません。そこで満足してしまえばそれまでです。なんか”やってる感”は出ますが、それで止まってしまいます。

いつの間にか環境に浸ってしまい、与えられることをこなすだけになるでしょう。
もっと言えば、誰でもできるような膨大な雑務だけを渡されてしまうかもしれません。そうなってしまうとベンチャー企業に入社するメリットはないも同然です。
大手企業に就職して2~5年ほど経験を積んだ人の方がよっぽどスキルが身についていくと思います。
 
 
ベンチャー企業を目指すのであれば、環境を存分に生かし前のめりに仕事をすると、爆発的なスピードで成長できると思います。しかし自分が意思をもってやれなければ、成長はできません。ベンチャー企業=成長できるではなく、ベンチャー企業の環境を生かし、目的を持ち働く=成長できると捉えてください。
 

面接で志望動機を聞かれた際も「ベンチャー企業だから成長できる系」の返答ではなく、受けている企業のどういった部分を生かして、どう成長したいのかまで語れる必要があります。
「こう考えるからベンチャー企業で成長したい系」の返答を言えるように、どうしてベンチャー企業をに就職したいのか?大手企業ではダメなのか?を自分のことばで答えられるようにしておきましょう。
 
 


【分からないから反対する】

 

両親に就活の話をして、「何それ?何の会社?」となり、反対されてもしょうがないです。親として、子を思い心配するのは当然です。
では、その心配はどういったところからきているのか考えたことはありますか?
 
「分からないから」です。
 
分からないからとりあえず反対してしまいます。大手企業は、分かるから安心、だから行ってほしい。なので、企業のことが分かれば、反応が変わります。
 
日常の出来事に置き換えてみてください。知らない・分からないことに関して誘われたり、話をされても、いきなりYESという判断はしないと思います。分からなければ分かるようになるまで聞いて判断しますよね。逆に自分が相手を誘ったりするとき、何か質問をされて魅力を伝え相手が納得できるような話をするはずです。

 
就活でも同じように、ご両親や先輩から反対されても、その企業の何が良くて行きたいと考えているのかを自信を持ってしっかり伝えられるようにすれば良いのです。
その過程で、企業理解も進むはずです。もしかすると、逆にやっぱり違うなという考えになるかもしれませんがそこまで考えているのだからミスマッチも防げます。

 
ベンチャー企業に興味があっても、迷っているあなたは、その企業について「やめときなさい」という相手が「分かるようになるまで」伝えられるようになってください。ご両親であれば、自分の子がそれだけ言うのならときっと後押ししてくれるはずです。

 
私の同期でタレントマネジメントチームにいるフリッチも、未来に決めたとき
母親から「そこでいいの?本当に未来でいいの?大手に行きなよ」と言われたそうです。しかし、未来の選考をすすむにつれ応援してくれるようになり、いまでは「未来に入って本当に良かったね」「本当にいい会社だね」と言われているそうです。
 
 
 
 
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