「就活慣れ」が実は就活の一番の敵
MIRAI就活塾や選考会に参加いただく学生の方からよく聞かれる質問があります。
「今のうちからやっておいたほうが良いことってありますか?」
むしろ、今のうちからやっておいたほうが良いことしかありません(笑)
例えば「自己分析」。自分はどんな経験があって、どんなときに感情が動いて、どんな会社で働くと最高に楽しいと思えるのか・・など。おそらく人生でも一番初めとなる「自分と向き合う時間」が就活になるかと思います。「意外とこんな自分もいたのか」と新しい発見もあれば、「自己分析が進めば進むほど分からなくなってきた」なんてこともあるかもしれません。が、やはり自己分析(自分と向き合う時間)なくして就活を進めるのはとても危険です。
また「企業分析」、こちらもぜひ行ってください。この企業分析というのは「その企業、組織のヒトがどんな想いでビジネスを行っているのか」「自分はここで仕事をするとき、どんな貢献ができるのか」「この企業はどんなヒトを求めているのか」など。企業も十人十色、まったく同じ企業はいませんので、毎回同じ履歴書(またはOpen ES)や同じ面接の表現をしていては危険です。その企業にとっての最高な自分を魅せましょう!
ただ!今回の記事、伝えたいのはもっともっと手前のことです。
気が付かないうちに陥りやすい「就活慣れ」
就活慣れ、と聞いて、どんな状態のこと?と思う方もいるかもしれませんね。もしかしたらハッ!これは私のことでは?!と思う方もいるかもしれません。
就活慣れというのは、就活の機会が増えるごとに「自分らしさ」を無くしてしまい、極端な話、どこにでもいそうな就活生になってしまうことです。
言葉だけ聞くととても厳しく感じますが、私が出会ったなかでも8~9割の学生が実際に就活慣れをしている学生です。正直、面接や面談が終わった後に、その学生のエピソードが思い出せないほど「大勢の中の一人」状態になってしまっています。
ただ、これは仕方ない、といっても過言ではありません。大学で教えてもらう「履歴書の書き方」「模擬面接」などは就活生一通りが学ぶことですので同じような表現になったり、コロナウィルスの影響で多くの学生がネットで調べた情報をもとに就活を進めると、似たような学生が増えるのはごく自然なことです。
就活慣れしない方法
大勢の中の一人、にならないためにどうすればよいのか。
自分なりの表現、コトバを使う
どうしても「キレイにまとめなきゃ」「こんな言い方だと失礼だろう」と、エピソードをキレイにキレイにまとめてくる方が大勢います。
ただどんなに下手くそな表現だったとしても、自分のコトバで話すことはそれだけ想い・熱量が加わり、相手に伝わるものの量が全く違います。
下手くそでもキレイでなくてもいいので「自分のコトバ」で表現をしましょう!
「何を」ではなく「なぜ」を伝えよう
就活エピソードは内容の凄さではありません。あなたが「なぜ」その行動をとったのか、その想いの部分がとても重要です。
多くの方が部活動・サークル活動・アルバイト・留学・ボランティア活動など、やはり学生時代のエピソードは内容としてどうしても似てきてしまいます。
その中に「私は起業しました」という方がいても、何も気にすることはありません。内容は正直、なんでもいいんです。本当のことはどうか分からないので。
では、何を話せばよいかと。そのエピソード内で「なぜ」を深堀して話してください。なぜその活動に参加したのか?なぜその行動をとったのか?行動はその先どんなことにつながったのか?など。
最高の志事を見つけるために
代表の山口は言います。「仕事じゃなくて志事。志事って最高に面白いんだぞ!」
ただ就職するために就活をするのと、自分の人生にとって最高の志事を探すのとでは、全く違う未来が待っていると思います。
就職活動を自分にとって最高の志事を見つけるための活動にしていきましょう!